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2010年6月12日土曜日

桜草の日記、子育て

大切な我が子

「悩みを話そう」  一人で悩まないで














 ◇1人で悩まず相談して、子育てに悩む保護者からの相談を児童福祉施設で受け付ける児童家庭支援センター。県内では唯一、荒尾市の児童養護施設「シオン園」が設置している。核家族化で周りに相談相手がおらず、悩みを1人で抱え込む親は少なくない。相談を年中無休で受け付け、行政や地域と情報を共有しながら児童虐待防止に力を入れているセンターの役割と今後の課題を ■もう一つの児童相談所 児童家庭支援センターは98年、児童虐待や不登校など専門的な援助が必要な家庭への早期支援を目的に始まった。6月現在、全国に79カ所ある。児童相談所の機能を補完する役割を持ち、専門職員による年中無休の相談受け付け▽保護者の病気などで一時的に子どもを保護するショートステイ事業▽仕事などで夜間の養育が困難な家庭の子どもを預かるトワイライトステイ事業--などをしている。 ■相談は年々増加 シオン園の児童家庭支援センター「キッズ・ケア・センター」は99年に開設。ソーシャルワーカー2人と臨床心理士2人の4人で相談に応じる。午前8時半~午後6時は職員が対応し、時間外は職員の携帯電話に転送して緊急時に備える。 不登校や発達障害など相談内容はさまざまで、09年度は約1230件の相談があった。5年ほど増加傾向にあるという。「1人で抱え込み苦しんでいるお母さんが多い。不満が解消されるのであれば電話してほしい」と話す。相談は荒尾市内が多いが、周囲の目が気になるのか遠方からのケースも増えているという。 ■視点を変える手助け 昨年末、ある児童にあざがあることに気付いた近所の人が児童相談所に通報。緊急性は低いと判断され、児童相談所と学校、センターで継続的に見守ることになった。 保護者の中には、子どもの悪いところに目がいってしまうと悩む人が多い。保護者の影響を受けて子どもも攻撃的になり、悪循環に陥ることもある。小原さんは「親がほめると子どももうれしくて行動が変わってくる。まずはよいところに目を向けてみましょうとお話します」褒めてあげましょう。保護者の視点を変えることで解決したケースもあったという。 ■認知度が課題 ショートステイの年間利用は約40件、トワイライトステイは6件ほどしかない。宮崎哲博センター長(56)は「少ないのはいいことだが、認知度が低いのではないか」と話し、センターの存在を広く知ってもらう重要性を強調する。 設置数も伸び悩んでいる。国は1月、2014年度までに120カ所まで増やす目標を掲げたが、開設しても軌道に乗れず閉鎖する施設もあるのが現状だ。全国児童家庭支援センター協議会(岐阜市)によると、補助金が後払いのため、母体となる施設が小規模だと継続的なセンターの運営は厳しい面もあるそうです。 相談から見えてくるのは、夫婦間のコミュニケーションが希薄だったり、父親の関与が薄かったりすること。小原さんは「核家族で近所とのかかわりが薄く、お母さんが1人で頑張っている印象が強い。話をするだけでも効果がある」と相談を呼びかけている。どんな小さな事でも話されると気持は落ち着きます、悩みを抱え込まないように、相談しましょう・

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